今回は、ホームページ運営には、欠かせない解析ツールであるGoogle Analytics(アナリティクス)について書かせていただきます。
Google Analytics(アナリティクス)は、無料で利用できる解析ツールです。ホームページ公開と同時に必ず設置するべきツールの一つでもあるので利用されている人も多いかと思います。
ただ、Google Analytics(アナリティクス)を見ていると、ユーザーがどのようなキーワードで検索してきたかを調べると(not provided)と表示されていませんか?しかも、ほとんどのアクセスが(not provided)になっているかと思います。
はっきり言って(not provided)気になります!
そこで、not providedの「原因」と「意味」、そして「対策方法」についてご紹介したいと思います。
not provided(キーワード)の意味と対策方法!Google Analytics
Google Analytics(アナリティクス)のnot provided(キーワード)の意味と対策方法!
- (not provided)の意味
- (not provided)になる原因
- (not provided)への対策方法
- ビューフィルタの設定手順
- まとめ
(not provided)の意味
まずは、Organic Serach(オーガニック検索)にてキーワードが(not provided)と表示されてしまうのか。

(not provided)の意味
検索キーワードが不明の場合、表示されます。
ユーザーがGoogleアカウントにログインして検索した場合に、SSLというセキュリティ保護されている為に、キーワードのデータが提供されていないとなります。
ようするにキーワードのデータが取得できなかった場合に(not provided)と表示されるんですね。
(not provided)になる原因
(not provided)の意味がわかったところで続いて、何故(not provided)になるのでしょうか?
(not provided)は、2013年9月頃から全ての検索にSSL通信(暗号化通信)が使用され始めてから増加しました。現在では、Googleで検索する場合、全てがSSL検索「https://」で始まるURLになっています。

現在、Googleでは全てがSSL検索のため、キーワードのデータが提供されていないため(not provided)となってしまっているんですね。
(not provided)への対策方法
キーワードを取得できないのは、わかりましたが、ホームページ改善のためには、(not provided)に関するデータは欲しいですよね?
では、実際にどのようにGoogle Analyticsの設定をすればいいのか手順を説明します。
入力部分は、コピペ(コピー&ペースト)すれば、3分ぐらいで設定できると思いますので、ぜひチャレンジしてみてください。では、次は設定手順をご紹介します。
ビューフィルタの設定手順
設定したいサイトのレポートを開いた状態で、上部メニューの《アナリティクス設定》→ビュー《フィルタ》をクリックします。

《フィルタを追加》ボタンをクリックします。

ビューにフィルタを追加します。
以下と同じように設定、入力をしましょう。
- 《新しいフィルタを作成》にチェック
- フィルタ名に「not provided」と入力
- フィルタの種類《カスタム》をクリック
- 《詳細》にチェック
- フィールド A -> 引用 Aに、「キャンペーンのキーワード」を選択し、テキスト入力欄に「(.not provided.)」を入力
- フィールド B -> 引用 Bに、「ページタイトル」を選択し、テキスト入力欄に「(.*)」を入力
- 出力先 -> 構成に、「キャンペーンのキーワード」を選択し、テキスト入力欄に「not provided – $B1」を入力
- 「フィールドAは必須」「フィールドBは必須」「出力フィールドをオーバーライド」にチェックを入れる
- 《保存》をクリック

以上で、設定完了です。データ取得に時間がかかるので、翌日ぐらいにデータ取得ができているか確認してみてください。
もし、出来ていない場合は、再度設定に間違えがないか確認してください。
以下追記:2015.11.18 21:30
取得されたデータは、Google Analytics(アナリティクス)のレポート画面にて、左メニュー《集客》→《チャネル》→《Organic Search》で確認することができます。

以下のように、【not provided – ページタイトル】としてキーワードに表示されます。
※参考画面は、「notprovided」と小文字で設定しています^^;

まとめ
今回は、Google Analytics(アナリティクス)のキーワードで(not provided)と表示されることに対しての対策を書きました。
現在、(not provided)の解析は、Google Analytics(アナリティクス)とSearch Consoleを連携することでキーワードを確認することができます。なので、Search Consoleへの連携も忘れずに行うようにするといいでしょう。
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